タイピング速度が仕事に影響を与えるのは周知の事実です。
では、タイピングが早いか遅いかどちらが事務スキルが高いと思いますか?、
これは皆さん「早いほうがいいに決まっている」とお答えになると思います。まぁ、普通に考えればその通りですね、タイピングは早いに越したことはない!
ですが、本当にそれだけでしょうか?
特に日本語の入力に顕著なのが、漢字や送り仮名の変換ミスです。タイピングが早い人は往々にしてこの変換ミスに気付かずどんどん入力してしまいます。もちろん早く入力が終わればじっくりと見直しチェックをして間違い探しと修正をしていけば問題はないのですが、文章量が多ければ多いほど、どうしてもミスの見落としが出てしまう。印刷したあとにミスに気付いて、再修正・再印刷と時間も手間もインクや用紙だって余分にかかってしまいます。
では、ゆっくり入力すればミスは防げるのかというと、これも考え物ですね。
ゆっくり入力しても、結局ある程度の割合で変換ミスや入力ミスは起こります。ですので、入力後のチェックも修正も必要にはなってきます。
それなら、やっぱり早く入力して、その分見直しに時間をかければいいじゃないか・・・そういう声が聞こえてきそうです。
実はタイピングスキルが高い人というのは、入力速度が速く誤入力が少ない人であることはもちろんなのですが、変換ミスに気付いた際に打ち直しをせずにラクに修正する方法を知っていたり、ソフトのある機能を使って迅速にミスの発見や修正を行えたりするという部分も含まれるのではないかと思っています。(厳密にタイピングスキルと呼ぶのかは微妙ではありますけれど・・・)
そういった、Wordなどのソフトの様々な機能を使いこなせることで、入力速度以上の早く正確な仕事をすることができるようになります。もちろん、そういったスキルを身につけたうえでタイピングも早いとなれば、これはもう鬼に金棒ですね。